お得意様より、Slingboxをご紹介いただきました。
お客様はこのSlingboxを使って別荘で普段のご自宅にいる時と同じテレビを楽しんでいるとのこと。
早速サロンでもSlingboxを入手し、当店お薦めのPCオーディオシステムにSlingboxを導入いたしました。
今回は、リビングにあるHDDレコーダー内の映像を、別室のオーディオルームで試聴する場合のケースモデルとしてのレビューを行います。
【試聴システム】
SP : lumenwhite Diamond Light
AMP : ESOTERIC
USB DAC : Zodiac Gold
PC : Mac Mini
まずは設定ですが、こちらはとても簡単でした。Slingbox本体とルターを有線LAN接続するだけで自動的にIPアドレスが割り当てられます。SlingboxとHDDレコーダーを接続し、PCでアカウントを作成、再生用プラグインソフトインストールすればすぐに試聴が可能です。PCはWindows、Mac両方で試しましたが、どちらもスムーズに設定が終了しました。
リモコンケーブルの設置に関して言えば、HDDレコーダー受光部への微妙な角度調整が必要です。ソニー製レコーダーに接続した際は一発でしたが、東芝製のレコーダーへの接続は若干斜めから受光部を狙った方が良いと感じました。ただ、一度調整してしまえば、そう幾度も調整が必要と言うわけではありませんので特に面倒もなくリモコン操作が可能です。
さて、肝心の映像や音質についてですが、想像を超えるクオリティの高さに驚きました。もちろん、今回の試聴環境では映像の遅れや音の途切れ等は一切ありません。
PCは無線LAN接続によるものでしたが、ストリーミングとは思えない映像の滑らかさと解像度の高い色彩感に驚きました。音質に関して言えば、ストリーミング特有の若干コンプレッションのかかったドンシャリ気味なサウンドではありますが、質の高いUSB DAC等を使用する事により、ストリーミング再生としては十分なクオリティを確保できるかと思います。
結論としては、Slingboxはその利便性を考えると、高いコストパフォーマンスとクオリティを確保していると言えます。
リビングで録り溜めしておいたオペラやフルオケのコンサートを、ストレスなく別室のオーディオルームで試聴したり、専用アプリをダウンロードしたタブレットによる試聴や、海外の出張先から自宅の録画番組をいち早くチェックできるなど、本機を導入するメリットは高いと言えるでしょう。
今後さらにどういった事が可能になるのか、楽しみな製品ですね。